第4回 テイスティング会 2007.1.27(土)
【牡蠣とアイラモルトの相性】

アイラ島
インナーヘブリディーズ諸島、最南端にある島。
面積は約637平方キロ、日本でいえば淡路島(約592平方キロ)と同じくらいの面積。
人口は約3400人。
アイラ島の蒸留所はブナハーブン、カリラ、アードベッグ、ラガヴーリン、ラフロイグ、
ポートエレン(1983年閉鎖)、ボウモア、ブルイックラディ、キルホーマン
(2005年)の8(9)ヵ所。
一般的には、潮の香り、スモーキー、ヨード臭、ピート香をもつモルトが多いが、
全くピートを使用しない、軽く、やわらかいタイプのブナハーブンもある。
Googleマップより
【アードベッグ蒸留所】

アードベッグ・・・ゲール語で「小さな岬」、「小さな丘」という意味。
創業は1815年、幾度となく所有者が変わったが、97年グレンモーレンジ社がオーナー
になり甦った。現在はモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン社の傘下。。
仕込み水はウーガダール湖とアイアナ湖。
「Gordon&MacPhail社」
ゴードン&マクファイル社はスコットランド エルギンに構えるボトラーズの老舗。
蒸留したばかりの原酒を買い取り、独自のシェリー樽に詰め、
巨大な熟成庫で熟成させ、膨大な樽の在庫を誇るところ。
「
コニッサーズチョイスシリーズ」(鑑定家の選定)
グラスに注いでいるときに感じた香りは一番好印象でした。
フレッシュ感があり、思わず「今、飲みたい!!」と思ったほどでした。
最初に感じる香りは、ヨードですが、次第に香りが開いていきます。
生牡蠣には、ちとハードではなかったのでしょうか?
「アードベッグ 27y 1978〜2005」
香り・・・ヨード、レモンの皮、バーベキュー後の炭
味・・・マイルド(糖)、酸味少々、スモーキー
フィニッシュ・・・ドライ、長くスモーキー
【カリラ蒸留所】

カリラ・・・ゲール語で「アイラ海峡」という意味
創業は1846年、現在所有者はディアジオ社
アイラ島の蒸留所の中では最大級の蒸留所。
このアイラ海峡は狭いところで800mほどの幅なので潮の流れも速い、
蟹やロブスターの漁場。そのためかアザラシの生息地でもある。
ディアジオ社の「花と動物シリーズ」のラベルにはアザラシが描かれている。
「Maitland社」
メイトランド社はスコットランド アバディーンにあるボトラーズ会社。
「Sound of Islay」とラベルに書いてあります。
これは「アイラ海峡」のことを意味する英語です。
「アイラ海峡」といえば、ゲール語で「CAOL ILA」アイラ島とジュラ島の間の海峡の
ことです。
そのカリラ蒸留所のシェリー樽(オロロソ)で熟成されたカスクストレングス (56.4%)
グラスに注いでいるときに感じた香りは、カスクストレングスというだけあって
アルコール臭、硫黄を感じました。
このカリラを試飲する前にご希望の方のみ、シェリー(オロロソ)を試飲してみたのですが、
やはり!!
と思える似た香りを感じるところがあったと思いました。
正直、樽の影響というものが少し垣間見た感じがして面白かったです。
「カリラ 13y カスクストレングス(56.4%)」
香り・・・オロロソだと分かって嗅ぐからかもしれないが、
オロロソ特有の甘みと酸味、その奥にスモーキーさが出てくる
味・・・甘く、マイルド、フルーティー、加水すると甘酸っぱく
フィニッシュ・・・軽くスモーキー
【ラフロイグ蒸留所】

ラフロイグ・・・ゲール語で「広い入り江の美しい窪地」という意味。
創業は1815年、現在所有者はフォーチュン・ブランズ社。
オフィシャルボトルには、ファーストフィルのバーボン樽しか熟成に使用しないという
こだわりようということなのだが・・・今回はシェリー樽のラフロイグ。
「SAMAROLI社」
サマローリ社はムーンインポート社と2大ボトラーと呼ばれるイタリアのメーカー
オーナーのシルヴァーノ・S・サマローリ氏が自らテイスティングして
厳選したモルトだけをボトリングしたラフロイグ蒸留所の物
1988〜2005 17y シェリー樽(フィノ) 45%
カリラ、アードベッグ、そしてこのラフロイグと順に試飲していくと
何かもう一つインパクトが・・・と思った方もいたかもしれませんが、
私はこのモルトをスタイリッシュなイタリアンと感じました。
生牡蠣とはちと厳しかったかもしれませんね(想像です)
「ラフロイグ 17y」
香り・・・フィノ、白ワイン、酸味、スモーキー、タンスの消臭剤
味・・・さっぱり、ライト、少し甘く、スモーキー
フィニッシュ・・・スモーキー
【シェリー】
スペイン南西部、アンダルシア地方の特定産地でつくられる酒精強化ワイン。
中枢都市がヘレス市Jerezで、ほかに海沿いのサンルーカル・デ・バラメダ、
プエルト・デ・サンタマリアも主要な町。
なぜアルコールを添加した酒精強化ワインなのかは、大航海時代に、通常のワインでは
長い船旅で変質してしまうためです。
オロロソ・・・発酵の過程で酵母が発生しなかった、または意図的に付けなかった物で、
通年空気に触れることによって酸化熟成されます。また、酵母が無いため、腐敗防止の為に
アルコール度数が高められています。
フルボディで充実度の高いワイン。香りは濃く辛口(パロミノ種)、甘口はペドロヒメネス種
の甘口添加ワイン。アルコールは17〜22度

「ウィリアム&ハンバード 12y」
アレクサンダー・ウイリアムズとアーサー・ハンバードによってアンダルシア地方のヘレス
・デ・ラ・フロンテラに設立された世界的にも知名度の高い有名なシェリー醸造所。
ご希望の方のみ、このシェリーを最初に試飲していただきましたが、いかがでしたか?
わたしは常温で試飲して、冷やして試飲してみました。
わたしはちょっと冷やすくらいがスムーズに飲めて楽しめました。常温だと香りは甘く、
酸味(特有)、発酵臭、喩えるならビネガー、醤油の製造所ってトコでしょうか。
味は、まだこれからもいろんなタイプのシェリーを試していかないと平均はとれないですが、
スムーズ、塩っぽい、もちろんワインの酸味。冷やすと徐々に香りがたち、紹興酒、ビネガー
、口当たりよくスムーズといった感じでした。わたし個人の意見ですが、オロロソシェリー&
オロロソ樽熟成の試飲はとてもいい勉強になりました。
「ウィリアム&ハンバード 12y」
香り・・・発酵臭、ビネガー
味・・・口当たりよく、塩っぽい
フィニッシュ・・・スムーズ

番外編に持ち込みキャビア!!
これがまた美味いwアイラモルトに合います。
![]()